黒の17番に玉が入ったルーレット

相場格言

【相場格言】イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という。

今回の投資に活かせる相場格言はプロ棋士升田幸三の言葉です。

「イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という。」

また、こうも言っています。

「博打(ばくち)と勝負の違いは、博打にはルールはないけど、勝負にはあるということでしょうね」

株も全く同じ、勝負の世界です。

株をするためには、投資スタンスというルールが必要です。

これが無いと博打になってしまいます。

将棋と株は似ていますが、大きな違いもあります。

先ず株のルールは自分で決めないといけない。

これが一番厄介なんです。

決めなくても株の売買はできますから、決めない人が多いんです。

当然成績は良くならない。

それと株には時間の制限がないんです。開始と終了がありません。

自分で開始と終了を決めないといけません。

つまり出口戦略をあらかじめ決めておかないと、終われなくなってしまうんです。

専門用語で言うところの「塩漬け株」っていうやつです。

勝率の考え方も違います。

株の世界では勝率よりもトータルで利益がでていることが大事なんです。

専門用語でプロフィットファクターって言います。

株はトータルで利益が出ていれば勝率が低くなってもて大丈夫です。

博打の勝率は50パーセントです。

ある意味50パーセントもあるんです。

つまり勝率50パーセントとは勝ったり負けたりが続くということ。

実は勝率50パーセントがくせ者で、勝ったり負けたりすることが面白いんで続くんですよ。

だから株でギャンブル的な売買をする人が多いんです。

要は株の売買が投資じゃなくて、趣味になってるんですよ。

ところが当の本人は利益を出したい。投資だと思ってやってるです。

個人投資家にはこういう方が多いです。

ということで、投資スタンスを必ず決めてください。

決めないとギャンブルになってしまいます。

  • この記事を書いた人

Toki

CFP®認定者(日本FP協会)
マネーコンサルタント、個人投資家。
システムエンジニアを経て独立。株の売買戦略はプログラムで検証。勝てる戦略でのシステムトレードが得意。これから株デビューする方を個人投資家の入り口までご案内できたらと思っています。

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